2009年04月25日
英祖王(えいそおう)
伝説によると、浦添の伊祖グスクの妻がお腹に太陽の光が
入るのを夢見て身ごもり産まれたといいます。
神名「えそのてらこ」。在位40年。
即位の翌年、田畑の境界を定めて人民に充て税を徴収した
といいます。
また、琉球にやって来た禅鑑(ぜんかん)という僧のために、
浦添グスクの西に「極楽寺」を建てました。
王位在位中には、久米島、慶良間島、伊平屋島、奄美大島
などが入貢し、泊村に公館を建て菅使を置き治めさせたとい
います。
「浦添ようどれ」を造営。
註*禅鑑=西原間切小那覇津(現・西原町小那覇港)に漂
着、仏教を広める。琉球における仏僧の始めと
される僧。
註*極楽寺=臨済宗の寺で、尚円王の頃浦添仲間に移され
龍福寺と改められましたが、薩摩の琉球入りで
焼失しております。
註*浦添ようどれ=浦添グスクの北側崖下に築かれた琉球王
国初期の玉陵(お墓)。
「ようどれ」とは「夕凪」の事で「極楽」という
意味でもあります。
写真は、今帰仁にある英祖王二男・湧川王子の墓。
Posted by タクドラおばぁー at 07:13│Comments(1)
│琉球の歴代王様
この記事へのコメント
英祖王(1229年~1299年)代、1265年始めて仏教伝来、極楽寺創建(浦添ようどれ)僧禅鑑伝える。公伝538年、552年説、あみだにょらい⇒西方極楽浄土など興味ありますね!
Posted by チョコチップバニラ at 2016年10月15日 11:40