2009年06月03日

尚 泰久王(しょうたいきゅうおう)

尚巴志王の七男で40歳で即位。在位7年。
金丸(後の尚円王)や阿摩和利(勝連城主)の努力で
王位に就きます。
(金丸は家臣長として召抱えられていました。)
在任中は、日本から芥隠和尚(かいいんおしょう)が
来琉し仏教を学び、各地に多くの寺を建てます。
釣鐘も鋳造して各寺にかけました。「万国津梁の鐘」も
この時に鋳造されました。

尚 泰久王(しょうたいきゅうおう)
  (万国津梁の鐘)

また、今までの通貨であった永楽通宝(えいらくつうほう)
を変造し、大世通宝(たいせつうほう)という銅銭を作成
します。

尚 泰久王(しょうたいきゅうおう)
     (永楽通宝)

さらに、御佐丸・阿摩和利の乱を鎮圧しますが、妃が御
佐丸の娘で、自分の長女・百十踏揚(ももとふみあがり)
が阿摩和利の妻であるという、複雑な立場でもありました。

尚 泰久王(しょうたいきゅうおう)
    (御佐丸)

註*永楽通宝
    明国から闇ルートで得ていた銅銭。
註*芥隠和尚
    京都出身の臨済宗の僧侶。
    尚泰久王・尚徳王・尚円王・尚宣威王・尚真王と
    五代にわたって仏教の流布に務め、特に尚真王
    時代に重んじられ円覚寺の開山住職となる。



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Posted by タクドラおばぁー at 20:35│Comments(4)琉球の歴代王様
この記事へのコメント
タクドラおばぁーさん

いつもためになる お話ありがとうございます。

また、お気に入りへの登録ありがとうございます。

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ありがとうございます。
Posted by 呉屋等呉屋等 at 2009年06月03日 20:51
呉屋さん>
登録ありがとうねぇ。。
返事遅れてごめんなさい。m(__)m。
これからもよろしく~~。
Posted by おばぁー at 2009年06月10日 14:05
おばぁーさん

お気に入りへのブログ追加ありがとうございます。

昨年 宜野湾市立博物館で旧普天間地域からの発掘で、あの通貨?

が出ていました。

いつも為になるお話しありがとうございます。

これからも宜しくお願いします。
Posted by 呉屋等 at 2009年06月17日 20:45
おばぁ!ごぶさたしてごめんなさい。
今日は「肝高の阿麻和利」東京公演を見て来ました。
勝連の子供達が演じる現代版組踊。
素晴らしい元気とチムグクルをもらいました。
Posted by みゆき at 2009年08月19日 23:20
 
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